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古代魚のポリプテルスは、大きくなるから飼育が大変だと思っていませんか?
古代魚ポリプテルスは大型になるという印象があるかもしれませんが、実は小型の種類もあり、60cm水槽でも飼育ができます。
小型のポリプテルスは、特有のカッコいいフォルムで小さいサイズなので、古代魚を初めて飼育する方にピッタリの魚です。
小型のポリプテルスのそれぞれの種類には、色や模様や背ビレの数違いなど魅力が沢山ありますので、自分の好きなポリプテルスをみつけるのも楽しみの一つとなっています。
この記事では、小型のポリプテルス6種類の紹介と飼育方法を解説します。
6種類の小型のポリプテルスと特徴とは?
小型のポリプテルスには、それぞれ特徴があり、かっこよさと可愛らしさを兼ね備えている魚です。
ここでは、6種類の小型ポリプテルスをご紹介します。
ポリプテルス・セネガルス
ポリプテルスセネガルスは熱帯魚店でよく見かける魚で、細長い体型と背びれが8〜10本あり、可愛らしい顔が特徴的です。
体はエナメル質の硬い鱗に覆われ、茶色や緑のシンプルな色をしています。ポリプテルスセネガルスにも色のバリエーションがあります。
- ポリプテルスセネガルス・ノーマル
- ポリプテルスセネガルス・アルビノ
- ポリプテルスセネガルス・ゴールデン
- ポリプテルスセネガルス・プラチナ
ノーマル・アルビノ・ゴールデンは、500〜2,000円ほどで販売されていますが、プラチナは、個体数が少ないため高価です。
ポリプテルスセネガルスは、野生では約50〜60cmを超えるとされています。
飼育下では飼育水槽の大きさにもよりますが、約30cmまで止まることが多いようです。ポリプテルスセネガルスの成長速度は、1年かけて約20cm成長します。
その後の成長は遅くなり、長い期間をかけて約30cmくらいになるといわれています。
ポリプテルスセネガルスってどんな魚?飼い方のポイント【徹底解説】ポリプテルス・デルヘッジ
ポリプテルス・デルヘッジは背ビレが10〜13本で、小型のポリプテルスの中で最も体の前方からはじまるため、大型ポリプテルスとシルエットが似ています。
体側にきれいな黒色のバンド模様が特徴で、個体ごとに違うことからコレクション性が高く、自分の好きな模様を探すという楽しみ方もできる魚です。
ポリプテルス・デルヘッジのバンド模様には3種類あります。
- タイガーバンド:トラのように黒のしま模様が入っている
- ロイヤルバンド:タイガーバンドよりも太く、黒いバンドが入る
- バンドレス:バンド自体の模様が入らない
セネガルスに並んで熱帯魚店でよく見かける魚です。
ポリプテルスデルヘッジの体の大きさは、野生では40cm以上に成長するとされていますが、飼育下では、30〜40cm程度で止まることが多いようです。
ポリプテルスデルヘッジの成長速度は、1年かけて10cm〜20cmに成長するとされています。
その後から成長がゆっくりになり、約30cmほどで成長が止まることが多いようです。
ポリプテルス・パルマス・ポーリー
ポリプテルス・パルマス・ポーリーは、ポリプテルス・セネガルスによく似ていますが、体色がポリプテルス・セネガルスよりも緑色が強く、網目状の模様が入っています。
飼い込むと全身ダークグリーンの発色を見せるようになり、独特の美しさを見せてくれるようになります。
背ビレの数は5〜7本で、体のほぼ中央から生えています。
体型が寸胴で、成長すると体高が高くなりより丸い印象を与える、可愛いポリプテルスです。ポリプテルス・パルマス・ポーリーは、野生では約50〜60cmにまで成長するとされています。
しかし、飼育下では飼育水槽の大きさにもよりますが、体長30cm前後で成長が止まることが多いようです。
ポリプテルス・パルマス・ポーリーの成長速度は、1年かけて約20cm成長します。その後の成長は遅くなり、長い期間をかけて約30cmくらいになるといわれています。
ポリプテルス・ザイールグリーン(レトロピンニス)
ポリプテルス・ザイールグリーンは体色が美しく、濃い緑や濃い茶色などカラーバリエーションがあることが特徴です。
名前については、輸入名と学名が一致していなかった経緯があり、現在ではザイールグリーンと呼ばれている魚が、学名P.retropinnis(レトロピンニス)とされています。
背ビレの数は6~9本で、体の真ん中より後ろから生えています。
ポリプテルス・ザイールグリーンの体の大きさは、30cm程度で止まることが多いようです。ポリプテルス・ザイールグリーンの成長速度は、1年かけて10cm〜20cmに成長するとされています。
その後から成長がゆっくりになり、約30cmほどで成長が止まることが多いようです。
ポリプテルス・モケーレムベンベ(旧レトロピンニス)
ポリプテルス・モケーレムベンベは、体色が緑から黒色に近く、胸鰭の付け根に黒斑をもつことが特徴です。
古くからレトロピンニスの名前で流通していましたが、現在では学名P.mokelembembeとなり、旧レトロピンニスやモケーレムベンベという名前になっています。
ポリプテルス・モケーレムベンベの体の大きさは、30cm程度で止まることが多いようです。ポリプテルス・モケーレムベンベの成長速度は、1〜2年かけて10cm〜20cmに成長するとされています。
成長が非常に遅いポリプテルスです。
ポリプテルス・オルナティピンニス
ポリプテルス・オルナティピンニスは、上顎系といわれる、下顎が突出しないタイプの中で最も大きくなります。
黄色の強い体色に細かな黒い模様が全身に入る美しい姿をしており、特に体長10cm前後の幼魚のときには、黒と黄色のコントラストが明確で美しい姿を見せてくれます。
背ビレは、9~10本で、体の中央部から生えています。
性格は温和で、よく泳ぐポリプテルスで、美しい模様とともに見ていて飽きない魚です。
ポリプテルス・オルナティピンニスは、野生では約60cmにまで成長するとされています。しかし、飼育下では飼育水槽の大きさにもよりますが、体長50cm前後で成長が止まることが多いようです。
上記の小型ポリプテルスよりも大きめのポリプテルスで、迫力を求める方におすすめです。
小型ポリプテルスの飼育方法・注意点
小型ポリプテルスは、丈夫で飼育しやすい魚です。
ここでは、飼育方法について解説します。
小型ポリプテルスの小型ポリプテルス水槽サイズ
小型ポリプテルスを飼育するために、おすすめの水槽サイズは60cm水槽です。
約30cm位で成長が止まることが多いので、60cm水槽であれば、生涯飼育することができるでしょう。
60cmであれば小型ポリプテルスを1~3匹までなら買うことができますが、もっと多く飼いたいときには、90cm水槽をおすすめします。
小型ポリプテルスの混泳
小型ポリプテルスは、温和な性格の魚なので、混泳することができます。
混泳するときには、小型ポリプテルスの口に入るサイズの魚は避けるようにしてください。口に入るサイズの魚は、餌と認識して、誤って食べてしまうことがあります。
ポリプテルス同士を混泳させる場合は、同じくらいのサイズの個体を選びます。混泳する魚を選ぶときには、底を泳ぐ魚は避け、水槽の中層や上層を泳ぐ魚を選ぶとよいでしょう。
相性の悪いときには、すぐに隔離できるようにセパレーターを準備しましょう。
ポリプテルスの混泳におすすめの魚とは?|コツ・注意点を徹底解説小型ポリプテルスに適した水質・水温
小型ポリプテルスの最適な水温は、25〜28℃です。低温には弱いので、必ずヒーターをいれるようにしましょう。
最適な水質は、pH6.0〜7.0の弱酸性~中性です。
食べ残しやたくさんの糞で水質の悪化を招き、酸性に傾きやすくなりますので、注意しましょう。
小型ポリプテルスの餌の種類と与え方
小型ポリプテルスにおすすめの餌は、3種類あります。
- 生餌
- 冷凍餌
- 人工飼料
メダカやアカヒレは、サイズが小さく、小型ポリプテルスの口にも入る大きさなのでおすすめです。
熱帯魚店で入手しやすく、安価で食いつきもよいというメリットだらけの生餌です。購入後は、すぐに飼育水槽にいれず、別の水槽で病気ではないか確認してから与えるようにしましょう。
冷凍餌のアカムシは、栄養面や食いつき抜群で、小型ポリプテルスが幼魚のときには欠かすことのできない餌です。
人工飼料は、栄養バランスが整えられており、コストパフォーマンスがよいので、必ず必要な餌です。
ポリプテルスの餌の頻度は、1日に1〜2回です。
頻度を増やすと、与えすぎによって肥満になったり、残った餌や食い散らかしによる水質の悪化を招きやすくなるため注意が必要です。
また、小型ポリプテルスは、同じ餌を与え続けると飽きることがあります。色々な餌をローテーションで与えると、食べなくなるリスクを避けることができます。
ポリプテルスのおすすめの餌の選び方5選|人気のエサの種類や与え方を解説小型ポリプテルスの飼育の注意点
小型ポリプテルスの飼育の注意点は、飛び出しを防ぐ対策をすることです。
小型ポリプテルスは、肺呼吸で水面に上がることが多く、物音や光でも水面から飛び出すことがあります。飛び出し防止のために、水槽の蓋を設置することと、簡単に蓋が開かないように重しを置くことも必要です。
また、同じ種類を混泳させる場合には、隠れ家となる流木や土管をいれ逃げられる場所を作るとストレスを軽減できます。
小型ポリプテルスのまとめ
この記事では、小型のポリプテルス6種類の紹介と飼育方法を解説しました。
- ポリプテルス・セネガルス
- ポリプテルス・デルヘッジ
- ポリプテルス・パルマス・ポーリー
- ポリプテルス・ザイールグリーン
- ポリプテルス・モケーレムベンベ
- ポリプテルス・オルナティピンニス
紹介したポリプテルス、それぞれに魅力がたくさん詰まっています。
同種でも模様が違い、コレクション性を楽しめたり、違う種類を混泳させて楽しんだりでき、古代魚の中でも様々な楽しみ方ができる魚です。
カッコいい見た目と、可愛らしい顔や胸鰭をつかって泳ぐ姿を見に熱帯魚店やインターネットで探してみてください。
そして、この記事を参考に小型ポリプテルスの飼育に挑戦してみてくださいね。