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ポリプテルスの中で、全身に美しい模様をもつ、ポリプテルス・オルナティピンニスという魚を知っていますか?
ポリプテルス・オルナティピンニスは、上顎系といわれる、下顎が突出しないタイプの中で最も大きくなる種類です。
黄色の強い体色に、細かな黒い模様が全身に入る美しい姿をしており、飼いやすいことからポリプテルス飼育の入門種として、非常に人気が高い魚です。
この記事では、ポリプテルス・オルナティピンニスの特徴や飼育方法について解説します。
ポリプテルス・オルナティピンニスとは?
ポリプテルス・オルナティピンニスとは、どんな魚なのでしょうか?
ここでは、ポリプテルス・オルナティピンニスについて解説します。
オルナティピンニスの特徴と性格
ポリプテルス・オルナティピンニスは、ポリプテルスの中で最も美しいとされており、黒と黄色の細かな模様と色彩が特徴のポリプテルスです。
特に、体長10cm前後の幼魚のときには、黒と黄色のコントラストが明確で美しい姿を見せてくれます。
背ビレは、9~10本で、体の中央部から生えています。
性格は温和で、よく泳ぐポリプテルスで、美しい模様とともに見ていて飽きない魚です。
鳥羽水族館に展示されているポリプテルスの中でも、エンドリケリーがじっとしている中、ポリプテルス・オルナティピンニスは、泳ぐ姿を見せてくれました。
オルナティピンニスの種類
ポリプテルスポリプテルス・オルナティピンニスには、「プラチナ」とも呼ばれる、野生の白変個体がおり、稀に輸入されることがあります。
この白変個体は、体色は白いですが、背ビレに通常個体と同じ模様がはいっており、オルナティピンニスであることが確認できます。
価格はなんと、10~50万と大変高価です。
オルナティピンニスの寿命
ポリプテルス・オルナティピンニスの寿命は、魚の中では長く約10〜15年です。
飼育環境がよければ20年以上生きる個体もいるようです。
その期間、水槽を管理する覚悟は必要ですが、家族として長く一緒に暮らすことができる珍しい魚となっています。
オルナティピンニスの大きさと成長速度
ポリプテルス・オルナティピンニスは、上顎系ポリプテルスの中で最大種となっています。
ポリプテルス・オルナティピンニスは、野生では約60cmにまで成長するとされています。
しかし、飼育下では飼育水槽の大きさにもよりますが、体長50cm前後で成長が止まることが多いようです。ポリプテルス・オルナティピンニスの成長速度は、1年かけて約30~40cm成長します。
その後の成長は遅くなり、長い期間をかけて約50cmくらいになるといわれています。
ポリプテルスの中では、成長速度は早いほうといわれています。
ポリプテルス・オルナティピンニス飼育方法・注意点
ポリプテルス・オルナティピンニスは、飼育しやすいため、入門種としても人気です。
ここでは、ポリプテルス・オルナティピンニスの飼育方法や注意点を解説します。
オルナティピンニスの適切な飼育水槽サイズ
ポリプテルス・オルナティピンニスは、飼育下で40~50cmになります。
60cm水槽での終生飼育は難しいでしょう。成長はゆっくりですが、最低でも90cm以上の水槽が必要となります。
ポリプテルスは体が硬いので、体長くらいの奥行きがないと向きを変えられなくなります。
幅90cm×奥行45cm×高さ45cmの水槽があれば、自由の泳ぎ回ることができ、個体数を制限すれば終生飼育が可能です。
多頭飼育していくのであれば、120cm以上の水槽がおすすめです。
オルナティピンニスの飼育に適した水質・水温
ポリプテルス・オルナティピンニスの最適な水温は、25〜28℃です。
低温には弱いので、必ずヒーターを設置するようにしましょう。
最適な水質は、pH6.0〜7.0の弱酸性~中性です。
肉食であることや食べ残しや糞で水質の悪化を招き、酸性に傾きやすくなるため、注意しましょう。水質を保つために、濾過能力の高いフィルターを用意しましょう。
食べ残しや糞で水質が悪化しやすいため、オーバーフロー水槽や上部フィルター、外部式フィルターを使用するようにしてください。
オルナティピンニスは混泳できる?
ポリプテルス・オルナティピンニスは、温和な性格の魚なので、混泳することができます。
混泳するときには、ポリプテルス・オルナティピンニスの口に入るサイズの魚は避けるようにしてください。
口に入るサイズの魚は、餌と認識して、誤って食べてしまうことがあります。
同種であれば、ポリプテルス・オルナティピンニスとあまりサイズの差がでない、ポリプテルス・ビキール・ラプラディや、ポリプテルス・パルマスポーリーなどがおすすめです。
他魚種であれば、アロワナやダトニオといった、遊泳層が異なる魚を選ぶようにしましょう。
ポリプテルスの混泳におすすめの魚とは?|コツ・注意点を徹底解説オルナティピンニスのおすすめの餌の種類と与え方
ポリプテルス・オルナティピンニスにおすすめの餌は、3種類あります。
- 生餌
- 冷凍餌
- 人工飼料
幼魚から飼育しているときには、生餌をたくさん与えて、成長を促すことが大切です。
おすすめのメダカや金魚は、熱帯魚店で餌用として売られており、入手しやすく安価で食いつきもよい生餌となっています。
ポリプテルス・オルナティピンニスにおすすめの冷凍餌は、冷凍ドジョウです。冷凍餌は、保存に便利でまとめて購入しておけば餌切れの心配もありません。
ポリプテルスの口の大きさに合わせて与えることができるのもメリットです。
人工飼料もポリプテルス・オルナティピンニスには、おすすめの餌です。
生餌や冷凍餌は、栄養のバランスが偏ったり、病気を引き起こすリスクがあります。
人工飼料は、栄養バランスがよく、消化が良いのでおすすめです。ポリプテルス・オルナティピンニスに餌を与えるときには、色々な種類の餌を与えることが重要です。
同じ餌を与え続けると、飽きてたべなくなったり、栄養バランスが偏ったりします。
紹介したおすすめの餌を、ローテーションして与えるとよいでしょう。
オルナティピンニスが餌を食べない原因とその対処法
ポリプテルス・オルナティピンニスは、同じ餌を与え続けると、飽きて餌を食べなくなくなることがあります。
いろいろな餌をローテーションすることで、飽きを解消し、食べるようになるかもしれません。ポリプテルスは大食漢で、糞の量も多いため、水質悪化しやすくなります。
水質悪化は食欲不振の要因となりますので、定期的な水換えなどメンテナンスをするようにしましょう。
病気になっているときにも、餌を食べません。薬浴や塩水浴をして、病気を治療するようにしましょう。
ポリプテルスの薬浴方法とは?手順や注意点と病気のサインを解説オルナティピンニスを飼育の注意点
ポリプテルス・オルナティピンニスの飼育の注意点は、飛び出しを防ぐ対策をすることです。
ポリプテルス・オルナティピンニスは、よく泳ぐ魚で水槽の上層にいることが多いです。
また、肺呼吸で水面に上がることが多く、物音や光に驚いて水面から飛び出すことがあります。
飛び出し防止のために、水槽の蓋を設置することと、簡単に蓋が開かないように重しを置くことも必要です。
ポリプテルス・オルナティピンニスの販売経路の選び方
ポリプテルス・オルナティピンニスはどこで購入できるのでしょうか?
ここでは、ポリプテルス・オルナティピンニスの購入に必要な情報について解説します。
オルナティピンニスの購入方法と価格
ポリプテルス・オルナティピンニスの購入場所は、2つあります。
- 熱帯魚店・ホームセンター
- インターネット通販
ポリプテルス・オルナティピンニスは、東南アジアで繁殖したブリード個体がコンスタントに輸入されています。
ポリプテルス・セネガルスやデルヘッジよりは、見る機会は少ないですが、比較的流通量が多い種類ですので、熱帯魚店やホームセンターで販売されています。
熱帯魚店の店員さんに疑問や質問をたくさんしてから購入するようにしましょう。
近くにポリプテルス・オルナティピンニスを扱っているお店がない場合は、インターネット通販もおすすめです。
インターネット通販であれば、好きな模様の個体を探すこともできるでしょう。インターネット通販でも、優良店はさまざまな疑問に答えてくれますので、疑問を解消してから購入してください。
以下が、ポリプテルス・オルナティピンニスの参考価格です。
サイズ・種類 | 参考価格 |
20cm以下のブリード個体 | 4,000~8,000円 |
ワイルド個体(20~30cm) | 10,000~50,000円程度 |
オルナティピンニスの選び方
ポリプテルス・オルナティピンニスを購入するときには、以下の点に気をつけましょう。
- 傷がないか
- ポリプティがついていないか
- お店で何を食べているか
輸入直後の個体は、弱っている可能性があります。トリートメントが終わり、落ち着いた個体を選ぶようにしましょう。
そして、ポリプテルスを大きくしたいときには、幼魚のときによく餌を食べる個体を選ぶとよいでしょう。ポリプテルスを選ぶときには、個体を見てその時感じたインスピレーションを最優先にすることもおすすめです。
自分の一番気に入った個体を飼育することが最大の楽しみになります。
自分のお気に入りのポリプテルス・オルナティピンニスを見つけてくださいね。
ポリプテルス・オルナティピンニスまとめ
この記事では、ポリプテルス・オルナティピンニスの特徴や飼育方法について解説しました。
ポリプテルス・オルナティピンニスは、ポリプテルスの中で最も美しい種類で、黒と黄色の細かな模様と色彩が特徴です。
特に、体長10cm前後の幼魚のときには、黒と黄色のコントラストが明確で美しい姿を見せてくれます。
よく泳ぐポリプテルスで、美しい模様とともに見ていて飽きない魚です。とても買いやすい古代魚ですので、ポリプテルスの入門種として選んでみてはいかがでしょうか。
この記事を参考にポリプテルス・オルナティピンニスの飼育を楽しんでくださいね。