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ポリプテルスは、古代魚として知られていますが、その中で初心者でも飼いやすい、ポリプテルスセネガルスという魚を知っていますか?
ポリプテルスセネガルスは、ポリプテルス特有のカッコいいフォルムで小型サイズなので、古代魚を初めて飼育する方にピッタリの魚です。
見た目は、恐竜みたいで飼育が難しいように感じますが、丈夫で飼育しやすいため、人気の魚となっています。
この記事では、ポリプテルスセネガルスの特徴や種類、飼育方法について徹底解説します。
ポリプテルスセネガルスとは?
ポリプテルスセネガルスは、ポリプテルスの中でも小型の種類で、熱帯魚店でもよくみかける魚です。とても飼いやすく、初心者にもおすすめの古代魚です。
ここでは、ポリプテルスセネガルスについて紹介します。
ポリプテルスセネガルスの特徴
ポリプテルスセネガルスは、細長い体型と背びれが8〜10本あり、可愛らしい顔が特徴的です。
体は、エナメル質の硬い鱗に覆われ、茶色や緑のシンプルな色をしています。
胸鰭を使って、龍のように泳ぐ姿も特徴的です。
また、肺を持っているため、エラ呼吸と肺呼吸も可能となっています。
生息地域・歴史
ポリプテルスセネガルスは、アフリカ大陸の淡水域を主な生息地としています。
セネガル、、ニジェール、チャドなどの川や湖に生息しており、生息域は広範囲です。
ポリプテルスは、約4億年前のデボン紀に出現したといわれ、現在まで生き続けていることが、古代魚といわれる所以です。
大きさ・成長速度
ポリプテルスセネガルスは、野生では約50〜60cmを超えるとされています。
しかし、飼育下では飼育水槽の大きさにもよりますが、約30cmまで止まることが多いようです。
ポリプテルスセネガルスの成長速度は、1年かけて約20cm成長します。
その後の成長は遅くなり、長い期間をかけて約30cmくらいになるといわれています。
寿命
ポリプテルスセネガルスの寿命は、魚の中では長く、約10〜15年です。
飼育環境がよければ20年以上生きる個体もいるようです。
犬や猫のように、家族として一緒に暮らすことができる魚です。
性格
ポリプテルスセネガルスは、ポリプテルスの仲間の中でも穏やかな性格をしています。
口に入るようなサイズの魚でなければ、他の種類でも混泳することができます。もちろん小型の熱帯魚を混泳させると食べられちゃうので、気をつけてくださいね。
また、ポリプテルスセネガルスは、人懐っこい一面もみられ、人が近づくと水面を泳ぎ回ることもあるかわいい魚です。
病気のなりやすさ・飼育難易度
ポリプテルスセネガルスは、とても丈夫で病気にかかることは少ない魚です。
硬い鱗をもっており、傷を負うことが少ないですが、病気にかかると治りにくいという一面をもっています。
ポリプテルスセネガルスの飼育難易度は、魚が丈夫なので、簡単です。しかし、肉食魚で、水を汚しやすいため水質の悪化に注意が必要です。
また、肺呼吸のときに、水面に上がってくることが多く、飛び出し事故が多いのでフタをするようにしましょう。
ポリプテルスセネガルスの種類
ポリプテルスセネガルスは、古くから養殖が盛んで、品種改良されています。
ポリプテルスセネガルスの代表的な種類は4つあります。
- ポリプテルスセネガルス・ノーマル
- ポリプテルスセネガルス・アルビノ
- ポリプテルスセネガルス・ゴールデン
- ポリプテルスセネガルス・プラチナ
飼育方法に大きな違いはありません。
ノーマル・アルビノ・ゴールデンは、500〜2,000円ほどで販売されていますが、プラチナは、個体数が少ないため高価です。
ここでは、この4種類を紹介します。
ポリプテルスセネガルス・ノーマル
ポリプテルスセネガルス・ノーマルは、最も流通している種類です。
熱帯魚店で体長約10cmくらいの幼魚を手に入れることができます。
東南アジアで養殖された個体が輸入されています。
ポリプテルスセネガルス・アルビノ
ポリプテルスセネガルス・アルビノは、体の色が白く、赤い目が特徴的な種類です。
他の魚でもみられるように、アルビノは先天的に色素欠乏があり、体が白くなります。
ノーマルと同様に、養殖が盛んなので、簡単に手に入る種類です。
アルビノ種は、ノーマルと比べると視力が弱いので、餌やりのときは注意してください。
ポリプテルスセネガルス・ゴールデン
ポリプテルスセネガルス・ゴールデンは、体色が薄い黄色で少し光沢があります。
アルビノ種に黄色をのせたような鮮やかな色合いなので、非常に目を引く種類です。
この種類も、養殖に成功しており、流通量も多いため安価に手に入れることができます。
ポリプテルスセネガルス・プラチナ
ポリプテルスセネガルス・プラチナは、白く光沢のある体色が特徴です。
突然変異個体で、養殖することができないため、個体数が少ない種類です。
真っ白の体と青光りするヒレは、幻想的な雰囲気を醸し出します。
ポリプテルスセネガルスの飼育方法
ポリプテルスセネガルスは、古代魚の中でも飼育しやすい魚です。
ここでは、飼育方法について解説します。
飼育に必要なもの
ポリプテルスセネガルスの飼育に必要なものは、7つあります。
- 水槽
- 水槽のフタ
- フィルター
- ライト
- ヒーター
- 水質調整剤
- 餌
ポリプテルスセネガルスの飼育は、他の熱帯魚で必要なものと同じです。
以前熱帯魚を買っていた方はそのまま使用することができます。
しかし、ポリプテルスセネガルスは、約30cm近くまで大きくなりますので、水槽サイズには注意が必要です。
ポリプテルスセネガルスは肉食で、たくさん糞をするので、メンテナンスしやすい上部フィルターがおすすめです。
飼育におすすめの水槽サイズ
ポリプテルスセネガルスを飼育するために、おすすめの水槽サイズは60cm水槽です。
約30cm位で成長が止まることが多いので、60cm水槽であれば、生涯飼育することができるでしょう。
60cmであれば、ポリプテルスセネガルスを1~3匹までなら買うことができますが、もっと多く飼いたいときには、90cm水槽をおすすめします。
ポリプテルスセネガルスの体長は、水槽の大きさによって変わりますので、大きくしたいときには、90cm以上の水槽を選択するようにするとよいでしょう。
最適な水温・水質・環境とは
ポリプテルスセネガルスの最適な水温は、25〜28℃です。
低温には弱いので、必ずヒーターをいれるようにしましょう。
最適な水質は、pH6.0〜7.0の弱酸性~中性です。
食べ残しやたくさんの糞で水質の悪化を招き、酸性に傾きやすくなりますので、注意しましょう。
水槽内には、隠れ家となる流木や土管をいれるとよいでしょう。
ポリプテルスセネガルスは、夜行性で暗いところのほうが、ストレスが少なくなります。
また、同じ種類を混泳させる場合には、逃げられる場所をつくっておくことも必要です。
そしてもう一つ重要なことは、水槽の蓋です。
ポリプテルスセネガルスは、肺呼吸で水面に上がることが多く、物音や光でも水面から飛び出すことがあります。ポリプテルスの死亡事故の原因は、圧倒的に飛び出し事故であるため、飼育の際は必ず丈夫な蓋をしましょう。
混泳に関する注意点
ポリプテルスセネガルスは、穏やかな性格をしているため、混泳が可能です。
混泳するときの注意点は、2つあります。
- 魚のサイズ
- 遊泳層を考える
ポリプテルスセネガルスは肉食なので、小型の魚を餌と認識してしまいます。特に、口に入るようなサイズの魚を混泳してしまうと誤って食べてしまう可能性があります。
ポリプテルス・セネガルス同士を混泳させるときにも、サイズが多く違うと共食いすることもあるので注意しましょう。
また、混泳相手を決めるときには、遊泳層を考えるようにしましょう。
ポリプテルスセネガルスは、底を泳ぐ魚なので、同じ層を泳ぐ魚は、相性が悪いことが多いのです。
口に入らないサイズの、水槽の中層や上層を泳ぐ魚であれば、混泳できるでしょう。
ポリプテルスの混泳におすすめの魚とは?|コツ・注意点を徹底解説ポリプテルスセネガルスの飼育水槽のレイアウト
熱帯魚飼育するときには、底砂や水草などのレイアウトを作ることが多いですが、ポリプテルスセネガルスの場合はどうでしょうか?
ここでは、底床砂やレイアウトについて解説します。
低床砂は必要?
ポリプテルスセネガルスの飼育では、底床砂を薄く敷くことをおすすめします。
他の大型になるポリプテルスの飼育では、ベアタンクといわれる、底に何もいれないほうが、面タンスがしやすいため好まれます。
しかし、ポリプテルスセネガルスは、小型でベアタンクではツルツル滑ってしまい、落ち着きが無くなる場合があります。
また、ポリプテルスの体色をはっきりと発色させるときにも、底砂は良い役割を担ってくれます。
おすすめの底砂は、ガーネットサンドです。
厚く敷くと、食べ残しや糞の掃除が大変になるので、薄く敷くようにしましょう。
水槽のレイアウト例
ポリプテルスセネガルスのレイアウトの例を2つ紹介します。
- 塩ビパイプを入れて隠れ家を作る
- 石や流木に水草を活着させて配置する
ポリプテルスセネガルスは、隠れ家がある方が、ストレス無く過ごすことができます。
元々ポリプテルスは、夜行性で暗いところや狭いところを好んでいますので、塩ビパイプや土管などの隠れ家を好みます。
また、底に植える水草ではなく、岩に活着させる水草であれば、見栄えのきれいな水槽になります。
隠れ家を用意するデメリットとしては、観察しにくくなったり、メンテナンスしにくくなったりしますので注意してください。
ポリプテルスセネガルスの餌
ポリプテルスセネガルスは、何をたべるのでしょうか?
ここでは、おすすめの餌を解説します。
おすすめの餌
ポリプテルスセネガルスにおすすめの餌は、3種類あります。
- 生餌
- 冷凍餌
- 人工飼料
ポリプテルスセネガルスにおすすめの生餌は、メダカやアカヒレです。
メダカやアカヒレは、サイズが小さく、ポリプテルスセネガルスの口にも入る大きさなのでおすすめです。
熱帯魚店で入手しやすく、安価で食いつきもよいというメリットだらけの生餌です。
購入後は、すぐに飼育水槽にいれず、別の水槽で病気ではないか確認してから与えるようにしましょう。
ポリプテルスセネガルスにおすすめの冷凍餌は、アカムシです。
アカムシは、栄養面や食いつき抜群で、幼魚のときには欠かすことのできない餌です。
食べ残しは、水を汚しやすいので、取り除くようにしましょう。
そして、ポリプテルスセネガルスにおすすめの人工飼料は、ひかりクレストキャットミニキャットです。
人工飼料は、栄養バランスが整えられており、コストパフォーマンスがよいので、必ず必要な餌です。
ひかりクレストキャットは、餌粒のサイズが3つあり、一度食べるようになったら成長に合わせてずっと与えることができ便利です。
餌を食べないときの対策
ポリプテルスセネガルスが、餌を食べなくなったときの対策は3つあります。
- 餌を変えたり、絶食する
- 飼育環境を改善する
- 病気を治療する
ポリプテルスセネガルスは、同じ餌を与え続けると飽きることがあります。色々な餌を準備して、定期的に変えることで食欲が戻るかもしれません。
また、2〜5日絶食して消化器官を休めることも有効な手段です。
また、飼育環境を改善することも、食欲回復できるでしょう。夜行性に合わせて夜間に餌を与えたり、照明を消してみたりするとよいかもしれません。
水質の悪化を防ぐことも重要となります。
ポリプテルスセネガルスのストレスの少ない環境にすることが重要です。
そして、病気になっているときにも餌を食べなくなります。薬浴や塩水浴を行って、病気を治療すれば、餌を食べるようになるでしょう。
ポリプテルスが餌を食べないのはなぜ?よくある原因と見違えるほど元気になるおすすめの餌を紹介!まとめ
この記事では、ポリプテルスセネガルスの特徴や種類、飼育方法について解説しました。
ポリプテルスセネガルスは、ポリプテルスの中でも小型で、丈夫なことから古代魚を飼育したい方におすすめの魚です。
熱帯魚店で見かけることも多く、安価なので手軽に飼育を始めることができますよ。
カッコいい見た目と、可愛らしい顔や胸鰭をつかって泳ぐ姿に魅了されること間違いなしです。