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ポリプテルスを飼育していると、餌を食べないという悩みを抱えているのではないでしょうか?
古代魚の中でも、かっこいいフォルムで人気のポリプテルスは、肉食魚としても有名で餌を食べる姿も楽しむことができる魚です。
そんなポリプテルスでも、餌を食べなくなることがあるんです。
ポリプテルスが、餌を食べない原因は3つあります。
この3つについて対策することで、ポリプテルスが餌を食べるようになります。
この記事では、ポリプテルスが餌を食べない原因と対策について徹底解説します。
ポリプテルスのおすすめの餌の選び方5選|人気のエサの種類や与え方を解説ポリプテルスが餌を食べない3つの原因
ポリプテルスが餌を食べない原因は、3つあります。
- 餌に関すること
- 飼育環境のこと
- 病気や怪我
この3つの原因について、詳しく解説します。
食べないのは餌が原因
ポリプテルスが餌を食べないのは、餌に原因があるかもしれません。
その原因について、解説していきます。
餌だと認識していない
ポリプテルスは、初めての餌の場合、食べられるものであると認識していないことが原因かもしれません。
ポリプテルスは、特定の形状や動きのある餌、においに反応する傾向があります。
幼魚のときから、生き餌だけで育った個体は、人工飼料に見向きもしないことがあります。
与えた餌の見た目や動きが、餌らしいと感じられない場合には、食べないことがあるでしょう。
餌に慣れていない
ポリプテルスが食べない原因は、餌に慣れていないのかもしれません。
ポリプテルスは、新しい餌に対して慎重な傾向があります。特に飼育初期や幼魚のときには、新しい餌になかなかなれず、餌を食べないことがあります。
新しい餌に慣れていない場合は、受け入れることができず食べないことがあるでしょう。
餌に飽きた
ポリプテルスが、餌に飽きていることが、食べない原因かもしれません。
ポリプテルスは、一定の周期で餌の好みが変化することがあります。同じ餌を与え続けることで、飽きてしまい食べなくなってしまうことがあります。
餌に飽きてしまい、食欲への刺激が低下して、食いつきが悪くなることがあるでしょう。
好き嫌いがある(嗜好性)
ポリプテルスの餌に対する好き嫌いが、食べない原因かもしれません。
ポリプテルスは、個体によって餌の好みが異なり、特定の餌に対して、好んだり嫌ったりすることがあります。個体によって、ある種類の餌を食べない個体もいれば、好んで食べる個体もいるのです。
ポリプテルスの個体の好き嫌いによって、餌を食べないことがあるでしょう。
餌の大きさが合っていない
ポリプテルスの口の大きさに餌の大きさが合っていないことが、食べない原因かもしれません。
ポリプテルスは、口の大きさに合わない大きな餌は、飲み込むことができず吐き出してしまいます。ポリプテルスの大きさと同じ大きさの金魚を与えても食べることができません。
適切な大きさの餌を与えていないことで、餌を食べないことがあるでしょう。
食べないのは飼育環境が原因
ポリプテルスが餌を食べない原因には、飼育環境が関わっているかもしれません。
水質や餌を与える時間など飼育環境が適切でないと餌をたべなくなってしまうことがあります。
ここでは、飼育環境について解説します。
混泳が原因
ポリプテルスが餌を食べないのは、混泳が原因かもしれません。
ポリプテルスは、温厚な魚で知られているので、他の魚と混泳されている方が多いかもしれません。
混泳を初めてする個体がいるときには、他の個体にストレスを感じて食べなくなることがあります。
混泳している魚がいるときは、餌を食べないことがあるでしょう。
ポリプテルスは夜行性
ポリプテルスに昼間に餌を与えていることが、餌を食べない原因かもしれません。
ポリプテルスは、夜行性で昼間は活動が低下し、自然界では夜間に獲物を捕食しています。
昼間に照明をつけている時間は、ポリプテルスにとって休む時間であり、食欲が落ちているのです。
ポリプテルスにとって、昼の餌は食欲を刺激しにくいため、餌を食べないのでしょう。
水質や水温が合っていない
ポリプテルスが餌を食べないのは、水質が悪化していたり、水温が低下したりしているからかもしれません。
熱帯魚の中では、水質に対する許容範囲は広い方ではあります。
しかし、ポリプテルスは肉食魚で栄養価の高い餌を食べているため、排泄物も多く水質の悪化につながりやすいです。
また、水温が低いと活動が鈍くなり、食欲も低下します。
水質が悪かったり、水温が低下していると、ポリプテルスがストレスを感じて餌を食べなくなるでしょう。
食べないのは病気が原因
ポリプテルスが、餌を食べないときは、病気にかかっているかもしれません。
ポリプテルスがかかりやすい病気は以下の3つです。
- 寄生虫
- 細菌感染症
- スレ
ここでは、ポリプテルスの代表的な病気について解説します。
ポリプテルスの寄生虫
ポリプテルスの病気の中で、一番可能性が高いのが寄生虫です。
マクロギロダクチルス・ポリプティという寄生虫は、野生種には必ず寄生しています。
寄生虫がいるだけでは、それほど心配ないのですが、個体が衰弱してしまうような出来事があると、寄生虫が繁殖します。
その結果、強い痒みがでることで、身体の表面を何かにこすりつけるようになり、擦り傷から細菌感染症につながってしまうのです。
複数の個体を飼育している場合は、他の個体にも寄生しますので注意は必要です。
この寄生虫は、ポリプテルスの体表面に尺取り虫のような動きをして寄生しており、肉眼で確認できます。
ポリプテルスが餌を食べなくなったら、体表面を確認してみてください。
ポリプテルスの細菌感染症
ポリプテルスが餌を食べなくなる原因は、細菌感染症かもしれません。
ポリプテルスがかかりやすい細菌感染症には、エロモナス病、カラムナリス病があります。
- エロモナス病は、寄生虫で体表をこすりつけたときにできた傷から感染することが多く、症状は鱗が逆立つ、皮下出血などがあります。
- カラムナリス病は、口ぐされ病、尾ぐされ病と言われ、口や尾びれが腐ってボロボロになります。
鱗の様子がいつもと違うときや傷ができたときには、細菌感染症に注意してみてください。
ポリプテルスが餌を食べないときの対策
ここまでは、ポリプテルスが餌を食べない原因を解説してきました。
ポリプテルスが餌を食べない原因に対して、対策をしていくことで、餌を食べるようになります。
ポリプテルスが餌を食べないときの対策は、3つあります。
- 餌を変更する。
- 飼育環境を改善する
- 病気を治療する
ここでは、ポリプテルスが餌を食べないときの対策を解説します。
餌や餌のやり方を変更する
ポリプテルスの食欲を取り戻すためには、餌の変更や餌のやり方を変更することが有効な手段となります。
餌をローテーションで変える
ポリプテルスは、色々な餌をローテーションで変えることで、食欲を回復することができます。
ポリプテルスは、餌の好みが個体によって違うことや、同じ餌を与え続けると飽きることがあります。そのため、何種類かの餌を準備し、定期的に餌の種類を変えることによって、ポリプテルスが新鮮な刺激を受けます。
生き餌や人工飼料をローテーションで与えることで、食欲回復につながるでしょう。
好きな餌を見つける
ポリプテルスの好きな餌を見つけておくことで、食欲を刺激し高めることができます。
ポリプテルスは、餌の好き嫌いがあるため、色々な餌を与えてみて好みを把握すれば、餌を食べない期間を減らすことにつながります。
例えば、生き餌の中でも、メダカよりもエビを好んでいる個体や冷凍アカムシが好きな個体がいることもあります。
餌の好みや口の大きさにあった餌を把握して、準備をすることで、健康にポリプテルスを育てることができますね。
絶食してみる
ポリプテルスが餌を食べないときは、一時的に絶食してみることも有効な手段です。
ポリプテルスのお腹が膨れていたり、消化不良が疑われるときには、消化器官を休めることが重要です。
2~5日ほどを目安に、水質管理に注意しながら飼育しましょう。
絶食期間後に、好きな餌や新鮮な餌を与えることで、食欲が回復するでしょう。
飼育環境を改善する
ポリプテルスが餌を食べない場合、飼育環境の問題を解決することで、食欲の回復につながります。
ここでは、飼育環境の改善方法について解説します。
混泳環境を見直す
ポリプテルスの混泳環境を見直すことで、食欲を回復できるかもしれません。
水槽の広さが広すぎると餌を探しきれないことがあります。
また、混泳している魚の種類や同種個体によって、相性が悪くストレスを感じていることもあります。
水槽や水深を調整したり、混泳している魚を変えたり、隠れる場所を作ることによって、ポリプテルスがストレスを感じない環境に調整しましょう。
そうすれば、ポリプテルスの食欲が回復することにつながります。
照明を消したり、夜に餌をあげる
ポリプテルスは夜行性なので、照明を暗くしたり、夜に餌を与えることで、食欲が回復するかもしれません。
ポリプテルスは夜行性の魚であり、自然界では夜間に獲物を捕食します。
飼育時にも餌を与える時間を夜に変更したり、照明を切って暗い環境で餌を与えることで、本能にあった環境に近づけます。
ポリプテルスの餌を食べやすい暗い環境にして、餌を与えてみるようにしましょう。
水温の低下や水質を悪化させない
ポリプテルスが餌を食べる状態にするには、水温や水質の調整が必要です。
ポリプテルスの好む水温は25℃前後とされていますので、水温が下がらないように日々確認しましょう。
また、ポリプテルスは肉食で水を汚しやすいので、大きなフィルターを設置することや定期的な水換えをして、水質の悪化を予防するようにしましょう。
ポリプテルスの過ごしやすい水温や水質に合わせることができれば、食欲が改善するでしょう。
病気を治療する
ポリプテルスが病気であれば、適切な治療をして回復すれば、食欲を回復することができます。
ここでは、病気の治療について解説します。
隔離をする
ポリプテルスが病気のときには、他の魚から隔離することが必要です。
新しい個体を買ってきたときにも、すぐに混泳させるのではなく、一時的に単独で様子をみるようにすると安心です。
単独飼育の場合でも、フィルターや器具に付着している場合があるので、他の水槽に移す必要があります。
まずは、寄生虫や感染症の拡散を防ぎ、病気を治療する環境を整えるようにしましょう。
薬浴や塩水浴を行う
ポリプテルスに病気の症状が見られるときには、薬浴や塩水浴を行うことが有効です。
隔離することができたら、魚類用の薬を買ってきて、薬浴するようにしましょう。
ポリプテルスは、薬に弱い傾向にあるので、薬の使用には十分注意してください。
薬は、グリーンFゴールド等その病気にあった治療薬がありますので、購入の際に店員さんに聞くようにしましょう。
薬浴や塩水浴を行うときには、水温や薬品、塩の濃度、使用時間などを適切に管理して、ポリプテルスのストレスを最小限に抑えるようにしてください。
餌を食べないポリプテルスにおすすめの餌は3種類
ポリプテルスは肉食の魚ですので、様々な種類の餌を食べます。
前述の通り、個体によって好き嫌いがあったり、餌に飽きたりしますので、どのような餌があるのか知ることも重要です。
餌の種類は大きく分けて3種類あります。
- 生き餌
- 冷凍餌
- 人工飼料
ここでは、餌の種類について解説します。
ポリプテルスが食べる生き餌
ポリプテルスの食べる生き餌は、以下の4つがあります。
- 小赤(金魚)
- メダカ
- アカヒレ
- どじょう
これらの生き餌は、ポリプテルスにとっては魅力的で、動くものに反応して餌を取る習性があるので、食いつきがとてもいいです。
メダカやアカヒレは、サイズが小さくポリプテルスの稚魚から幼魚向きの生き餌となっています。
成魚になってからの定番の生き餌を言えば、小赤やどじょうです。
どこにでも売っており、お値段も高くないため、ポリプテルスには必要な生き餌です。
生き餌で育てると成長が早いと言われており、それだけ食いつきの良い餌といえます。
ポリプテルスが食べる冷凍餌
ポリプテルスは冷凍保存された餌も利用することができます。
冷凍餌として代用的な餌は3つあります。
- きびなご
- エビ
- どじょう
これらの冷凍餌は、凍った状態で販売されており保存に便利で、まとめて購入しておけば、餌切れの心配もありません。
また、必要な分だけ、解凍して与えることができ、大きさの調整もできるので、ポリプテルスにとっても食べやすい餌と言えます。
ポリプテルスが食べる人工飼料
ポリプテルスの食べる人工飼料は、3つあります。
- 乾燥クリル
- ひかりクレストキャット
- クレストフリークボトムス
人工飼料は、栄養のバランスが整えられており、生き餌よりもコストパフォーマンスがよいので、ポリプテルスを飼育する上で欠かせない餌となっています。
クリルは、乾燥したオキアミで沈みませんが食いつきは抜群ですが、多く与えると栄養が偏りやすいため注意が必要です。
ひかりクレストキャットは、大きさが3種類あり、幼魚の頃から与えられるため、一度食べるようになったらずっと与えることができるため便利です。
クレストフリークボトムスは、ひかりクレストキャットより安いのが魅力となっています。
結論:ポリプテルスが餌を食べないときは
この記事では、ポリプテルスが餌を食べない原因と対策について解説しました。
- ポリプテルスが餌を食べない原因は、餌の問題や飼育環境の問題、病気の可能性があります
- ポリプテルスが餌を食べないときの対策は、餌の変更や飼育環境の改善、病気の治療です。
- ポリプテルスの餌には、生き餌や冷凍餌、人工飼料があります
ポリプテルスが、餌を食べないことがあるかもしれませんが、その原因は様々です。
ポリプテルスの様子を観察することで、原因が浮かび上がってくると思いますので、ぜひその対策をして元気なポリプテルスを育ててくださいね。