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ポリプテルスの中で、初心者でも飼いやすい入門種、ポリプテルス・パルマス・ポーリーを知っていますか?
ポリプテルス・パルマス・ポーリーは、ポリプテルス・セネガルスと並んで小型で飼いやすいポリプテルスとして知られています。
ポリプテルスの中では、上顎系といわれる、下顎が突出しないタイプで、丸く可愛らしい顔と寸胴な体形が人気の魚です。
この記事では、ポリプテルス・パルマス・ポーリーの特徴や飼育方法について解説します。
ポリプテルス・パルマス・ポーリーとは?
ポリプテルス・パルマス・ポーリーは、ポリプテルスの中でも小型の種類です。
ここでは、ポリプテルス・パルマス・ポーリーについて紹介します。
パルマス・ポーリーの特徴と性格
ポリプテルス・パルマス・ポーリーは、ポリプテルス・セネガルスによく似ていますが、体色がポリプテルス・セネガルスよりも緑色が強く、網目状の模様が入っています。
飼い込むと全身ダークグリーンの発色を見せるようになり、独特の美しさを見せてくれるようになります。
また、背ビレの数は5~7本で、体のほぼ中央から生えています。
体型が寸胴で、成長すると体高が高くなりより丸い印象を与える、可愛いポリプテルスです。ポリプテルスの中で、小型で可愛いことから、人気の種類となっています。
性格は温和で、口に入るサイズの魚でなければ、同種や他種の魚と混泳することができます。
パルマス・ポーリーの寿命
ポリプテルス・パルマス・ポーリーの寿命は、魚の中では長く約10〜15年です。
飼育環境がよければ20年以上生きる個体もいるようです。
家族として一緒に暮らすことができる珍しい魚となっています。
パルマス・ポーリーの大きさと成長速度
ポリプテルス・パルマス・ポーリーは、野生では約50〜60cmにまで成長するとされています。
しかし、飼育下では飼育水槽の大きさにもよりますが、体長30cm前後で成長が止まることが多いようです。ポリプテルス・パルマス・ポーリーの成長速度は、1年かけて約20cm成長します。
その後の成長は遅くなり、長い期間をかけて約30cmくらいになるといわれています。
名前にパルマスがつくポリプテルスの種類
ポリプテルスの中には、学名にパルマスがつく魚が3種類います。
ここでは、ポリプテルス・パルマスの種類について解説します。
ポリプテルス・パルマス・ポーリー
この記事で紹介しているポリプテルス・パルマス・ポーリーは、熱帯魚店で「パルマス」という名で古くから親しまれてきました。
しかし、元々はポリプテルス・パルマス・パルマスの亜種とされ、ポリプテルス・パルマス・ポーリーという分類となりました。
現在は、ポリプテルス・パルマス・ポーリーという名で販売されるようになっています。
学名は、研究によって変更されることもあり、2023年現在では、ポリプテルス・パルマスとは、別種と考えられ、ポリプテルス・ポーリーとされているようです。
ポリプテルス・パルマス・パルマス
ポリプテルス・パルマス・パルマスは、かつてポリプテルスと並んで多く流通されていましたが、近年入荷が途絶えており、入手が難しい種類です。
ポリプテルス・パルマス・ポーリーと見た目が似ていますが、背ビレの数が7~9本と多い方がポリプテルス・パルマス・パルマスです。
幻のパルマスと言われています。
ポリプテルス・パルマス・ブティコフェリー
ポリプテルス・パルマス・ブティコフェリーは、ポリプテルス・パルマス・パルマスの亜種です。
古くから「ポリプテルス・ローウェイ」という名で親しまれてきた種類で、全長40cmほどの中型のポリプテルスです。
黄色や茶色の体色に不規則な黒の斑点やバンドが入ることが特徴で、生息地域によるバリエーションを楽しめる種類となっています。
ポリプテルス・パルマス・ポーリー飼育方法・注意点
ポリプテルス・パルマス・ポーリーは、古代魚の中でも飼育しやすい魚として人気です。
ここでは、ポリプテルス・パルマス・ポーリーの飼育方法・注意点について解説します。
パルマス・ポーリーの適切な飼育水槽サイズ
ポリプテルス・パルマス・ポーリーは、飼育下で30~40cmになります。
単独飼育であれば、60cm水槽で飼育が可能と考えられます。
60cmであれば、ポリプテルス・パルマス・ポーリーを3匹までなら飼うことができますが、もっと多く飼いたいときには、90cm水槽をおすすめします。
ポリプテルス・パルマス・ポーリーをより大きく成長させたいときには、90cm以上の水槽を選択するようにするとよいでしょう。
パルマス・ポーリーの飼育に適した水質・水温
ポリプテルス・パルマス・ポーリーの最適な水温は、25〜28℃です。低温には弱いので、必ずヒーターを設置するようにしましょう。
最適な水質は、pH6.0〜7.0の弱酸性~中性です。
肉食であることや食べ残しや糞で水質の悪化を招き、酸性に傾きやすくなるため、注意しましょう。
パルマス・ポーリーは混泳できる?
ポリプテルス・パルマス・ポーリーは、温和な性格の魚なので、混泳することができます。
混泳するときには、ポリプテルス・パルマス・ポーリーの口に入るサイズの魚は避けるようにしてください。
口に入るサイズの魚は、餌と認識して、誤って食べてしまうことがあります。混泳する魚を選ぶときには、底を泳ぐ魚は避け、水槽の中層や上層を泳ぐ魚を選ぶとよいでしょう。
ポリプテルスの混泳におすすめの魚とは?|コツ・注意点を徹底解説パルマス・ポーリーおすすめの餌の種類と与え方
ポリプテルス・パルマス・ポーリーの餌は、3種類あります。
- 生餌
- 冷凍餌
- 人工飼料
ポリプテルス・パルマス・ポーリーにおすすめの生餌は、メダカやアカヒレです。
サイズが小さく、ポリプテルス・パルマス・ポーリーの口にも入る大きさのメダカやアカヒレは、熱帯魚店で入手しやすく、安価で食いつきもよいというメリットだらけの生餌です。
購入後は、すぐに飼育水槽にいれず、別の水槽で病気ではないか確認してから与えるようにしましょう。
ポリプテルス・パルマス・ポーリーにおすすめの冷凍餌は、アカムシです。
アカムシは、栄養面や食いつき抜群で、幼魚のときには欠かすことのできない餌です。
食べ残しは、水を汚しやすいので、取り除くようにしましょう。
そして、人工飼料は栄養バランスが整えられており、コストパフォーマンスがよいので、必ず必要な餌です。
餌を与えるときには、色々な種類の餌を与えることが重要です。同じ餌を与え続けると、飽きてたべなくなったり、栄養バランスが偏ったりします。
紹介したおすすめの餌を、ローテーションして与えるとよいでしょう。
パルマス・ポーリーが餌を食べない原因とその対処法
ポリプテルス・パルマス・ポーリーは、同じ餌を与え続けると、飽きることがあります。
いろいろな餌をローテーションすることで、飽きを解消し、食欲が戻るかもしれません。飼育環境を改善することで、食欲を回復できるでしょう。
ポリプテルスは大食漢で、糞の量も多いため、水質悪化しやすくなります。
水質悪化は食欲不振の要因となりますので、定期的な水換えなどメンテナンスをするようにしましょう。
病気になっているときにも、餌を食べません。薬浴や塩水浴をして、病気を治療するようにしましょう。
ポリプテルスの薬浴方法とは?手順や注意点と病気のサインを解説パルマス・ポーリーの飼育の注意点
ポリプテルス・パルマス・ポーリーの、飼育の注意点は飛び出しを防ぐ対策をすることです。
肺呼吸で水面に上がることが多く、物音や光に驚いて水面から飛び出すことがあります。飛び出し防止のために、水槽の蓋を設置することと、簡単に蓋が開かないように重しを置くことも必要です。
ポリプテルス・パルマス・ポーリーの販売経路の選び方
ポリプテルス・パルマス・ポーリーはどこで購入できるのでしょうか?
ここでは、ポリプテルス・パルマス・ポーリーの購入に必要な情報について解説します。
パルマス・ポーリー購入方法と価格
ポリプテルス・パルマス・ポーリーの購入場所は、2つあります。
- 熱帯魚店
- インターネット通販
比較的流通量が多い種類ですので、熱帯魚店でみかけることも多いでしょう。
熱帯魚店の店員さんに疑問や質問をたくさんしてから購入してください。
近くにポリプテルス・パルマス・ポーリーを扱っているお店がない場合は、インターネット通販もおすすめです。
インターネット通販でも、優良店はさまざまな疑問に答えてくれますので、疑問を解消してから購入してください。
以下が、ポリプテルス・パルマス・ポーリーの参考価格です。
サイズ・種類 | 参考価格 |
20cm以下のブリード個体 | 2,000~3,000円 |
ワイルド個体(20~30cm) | 6,000~10,000円程度 |
パルマス・ポーリーの選び方
ポリプテルス・パルマス・ポーリーを購入するときには、以下の点に気をつけましょう。
- 傷がないか
- ポリプティがついていないか
- お店で何を食べているか
輸入直後の個体は、弱っている可能性があります。
トリートメントが終わり、落ち着いて個体を選ぶようにしましょう。
そして、ポリプテルスを大きくしたいときには、幼魚のときによく餌を食べる個体を選ぶとよいでしょう。
自分のお気に入りのポリプテルス・パルマス・ポーリーを見つけてくださいね。
ポリプテルス・パルマス・ポーリーまとめ
この記事では、ポリプテルス・パルマス・ポーリーの特徴や飼育方法について解説しました。
ポリプテルス・パルマス・ポーリーは、体形が丸く可愛らしいポリプテルスで、入門種として人気です。
飼い込むと全身ダークグリーンの発色を見せるようになり、独特の美しさを見せてくれるようになります。
この記事を参考に、ポリプテルス・パルマス・ポーリーの飼育を楽しんでくださいね。