アルリウスの名でも流通してきた、南インドの川にすむ活発なバルブです。販売時の小ささで選ばず、成熟魚の群れが泳ぐ長さと、追われた魚にも餌が届く配置を先に考えます。
ダウキンシア・タンブラパルニエイの基本情報| 項目 | 資料値・確認点 |
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| 学名 | Dawkinsia tambraparniei (Silas, 1954) 参考:[1] |
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| 分類 | コイ目・コイ科 参考:[1] |
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| 自然分布 | インド南部のタミラバラニ(Tambraparni)川水系 参考:[1] |
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| 大きさの参考 | Seriously Fishは標準体長130mm。尾びれを含まない値 参考:[2] |
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| 名前の注意 | 旧名Puntius arulius tambraparniei。D. aruliusとは別種 参考:[1]・[4] |
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アルリウスの名だけで選ばない
Silasが1954年にPuntius aruliusの亜種として記載した魚です。2005年の分類再検討は独立種として扱い、現在の分類目録ではDawkinsia tambraparnieiが有効名です。「アルリウス」「オーリウス」という販売名だけでは、別種D. aruliusと区別できません。 参考:[1]・[4]
成熟雄は背びれの軟条が糸状に伸びます。体側の黒い模様と口ひげも識別の材料で、幼魚の写真を成魚の姿と同じに扱わないことが大切です。店頭では学名、仕入れ先の名称、親魚や成魚の写真を確かめます。 参考:[2]・[4]
川の魚を、成魚の群れで飼う設備
タミラバラニ川水系の魚ですが、分布全域が同じ急流ではありません。種別資料は季節や場所による流量の変化に触れ、飼育には適度な流れと十分な酸素を案内しています。水を一方向に強く当てるより、泳げる中央部と休める脇の両方を残します。 参考:[1]・[2]
Seriously Fishは長期飼育の参考に底面120×45cm、8〜10匹の群れを挙げています。これは同資料の推奨で、匹数だけを満たせばよい条件ではありません。購入時の小さな姿を完成形と考えず、尾びれを除いて13cmという資料値で、群れが折り返す空間とろ過を計画します。 参考:[2]
温度と水質は、店の管理水から確認
Seriously Fishの一般飼育案内は18〜25℃、pH6.0〜8.0、硬度2〜15dGHです。常時28℃の高温魚として扱わず、購入先での水温・pH・硬度と自宅の水を比べてから迎えます。範囲の上端と下端を短時間で往復させる使い方はしません。 参考:[2]

購入先と自宅の水の条件を比べる
サイト作成の模式図。購入先と自宅の水の条件を同じと決めず、本文に沿って違いを確認します。水を混ぜる作業や移す手順、目標値を示す図ではありません。
AIによる説明イラスト 採水した水と色見本を比べ、水温計も確認する場面です。適した数値や確認項目は、魚・水草と現在の飼育条件に合わせて確かめます。ろ過を立ち上げ、アンモニアと亜硝酸が検出されないことを測って確認します。群れの導入後に餌と排せつ物が増えたら、流れの弱い場所のごみも点検し、水換えとろ過器の詰まりの確認を続けます。 参考:[3]
活発な魚ほど、全個体の口元を見る
雑食性として、口に合う大きさの顆粒やフレークと、小型の冷凍・生きた餌を組み合わせる飼育案内があります。肉食魚用の餌だけに固定せず、購入先で食べている飼料と、実際に飲み込めているかを確認します。 参考:[2]・[3]
一か所に群れが集まっても全員が食べたとは限りません。端の小さい魚が出る前になくなるなら、離した場所へ少量ずつ届け、食べ残しが増える前に同居魚や給餌場所を変えます。 参考:[3]
温和でも、小魚との相性は別に考える
河川性の比較的落ち着いた魚との同居候補として紹介されますが、活発さと体の大きさで臆病な魚を圧迫することがあります。雄同士には順位関係もできます。小型テトラや長いひれの魚を、名前だけで安全な相手としないでください。 参考:[2]・[3]
追跡が一時的か、一尾が隅へ固定されるかを見ます。群れの数を増やす前に成魚時の空間を確認し、ひれが傷む・餌へ出られない状態なら見通しを遮り、続く場合は分離します。 参考:[2]・[3]
背びれの傷と食欲低下が同時に出たら
長い背びれが裂けたときは、同種の追跡、他魚のつつき、石や器具との接触を観察します。呼吸も速いなら水温・アンモニア・亜硝酸を測り、ろ過と水面の動きを点検します。ひれの形だけで病名や薬を決めず、記録を添えて販売店へ相談します。 参考:[2]・[3]
購入時は伸びた背びれだけでなく、腹が極端に細くないか、群れの外へ追われる魚がいないかも見ます。成魚の群れを維持できる設備と分離先を用意できてから購入します。 参考:[3]
散らした卵と稚魚の行き先を準備する
飼育資料では、卵を散らして産み親が保護しないタイプとされています。繁殖を試すなら親魚の大きな飼育設備とは別に、卵を食べられない容器と微小な初期餌、増えた魚の飼育先を考えます。雄の背びれの伸長だけで、雌雄や産卵準備が整ったとは判断しません。 参考:[2]・[3]
ダウキンシア・タンブラパルニエイのよくある質問
小型水槽から飼い始めても大丈夫ですか?
幼魚が入ることと成魚の群れを維持できることは別です。資料の標準体長13cmと群れの泳ぎ方を前提に、成長後の設備を先に確保します。 参考:[2]
アルリウスと同じ魚ですか?
過去にその名で扱われましたが、現行分類ではD. aruliusとD. tambraparnieiは別種です。販売名に加えて学名と由来を確認します。 参考:[1]・[4]
伸びた背びれがあれば雄ですか?
本種の成熟雄の特徴ですが、幼魚や損傷個体は一つの形だけでは判定できません。成熟度と販売店の判断材料も確かめます。 参考:[2]・[4]
購入前に確認したいこと
- 流通名と学名、成魚の模様を照合する 参考:[1]・[4]
- 成魚の群れの泳ぐ長さとろ過を用意する 参考:[2]
- 全個体が食べる餌と管理水を店で確認する 参考:[2]・[3]
- 追跡が続いた場合の分離先を確保する 参考:[3]
関連ページは特徴や飼育条件を比較するための案内です。混泳できる組み合わせを示すものではありません。
参考資料・情報の確認について
分類資料と魚種別の飼育案内を照合して編集しました。資料の体長の測り方と飼育条件の対象を区別し、情報が限られる項目は本文に記載しています。資料確認日:2026年10月30日。
- Eschmeyer’s Catalog of Fishes:Dawkinsia tambraparniei:2026年10月20日更新の分類目録を実読。現行名・原名・記載年・分類・分布。
- Seriously Fish:Dawkinsia tambraparniei:飼育専門資料。体長はSL、設備・水質・群れ・給餌は同資料の飼育案内で、野外の測定値や適合保証とは区別。
- OATA:How to look after barbs:業界団体の一般飼育案内。水質測定・導入・摂餌と行動の観察。魚別の観察と対応手順はこれを適用した編集上の整理。
- Pethiyagoda & Kottelat(2005):Puntius filamentosus群の分類再検討:一次論文。亜種から独立種としての扱い、幼魚の模様と成熟魚の背びれなどを確認。