ブエノスアイレステトラは、水草への食害にも配慮が必要な魚です。群れを迎える前に、水槽と混泳相手の条件を確かめましょう。飼育の基本、水温の注意点、給餌、繁殖、旧学名との対応を整理します。
ブエノスアイレステトラ(Psalidodon anisitsi)のアルビノ個体。通常の体色とは異なります。
写真:Astellar87 / Hyphessobrycon anisitsi albus.jpg(Wikimedia Commons) / パブリックドメイン。掲載元の色・構図を保持。表示用に縮小。
撮影個体の一例です。色の見え方は照明などでも変わります。ブエノスアイレステトラの飼育データ| 項目 | 目安・確認点 |
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| 学名 | Psalidodon anisitsi。旧名Hyphessobrycon anisitsi 参考:[1] |
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| 分布 | 南米のParaná・Uruguay川流域 参考:[1] |
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| 大きさ | Seriously Fishは6cm SL。Maidenhead Aquaticsは8cmと記載(測定法未記載) 参考:[2]・[3] |
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| 水温 | Seriously Fishは16〜28℃とするが、高温側での長期飼育を避けるよう注意 参考:[2] |
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| 水質 | Seriously Fishの目安はpH5.5〜8.5、硬度1〜20dGH 参考:[2] |
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| 水槽・群れ | Seriously Fishは底面90×30cm以上、8〜10匹以上を推奨 参考:[2] |
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| 餌・植栽 | 植物質を含む雑食性。やわらかな水草は食べられる場合がある 参考:[3] |
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数値は出典の飼育目安・記録値です。販売個体の種類や状態、購入先の管理条件も確認してください。参考:[1]・[2]・[3]
dGH・dHは水の硬度を表す単位です。pHと硬度は別の指標として確認します。
泳ぐ空間を先に決めてから群れを迎える
Aquarium Glaserは10匹以上と、広い遊泳空間を勧めています。 参考:[4]
基本表の底面寸法を容量と読み替えないようにします。 参考:[2]
水草を食べることを織り込んで配置する
やわらかな水草を食べたり傷めたりします。 参考:[3]
植物性フレークで食害を軽減できる場合がありますが、完全には防げません。 参考:[4]
混泳では遅い魚・長いひれの魚を避ける
遅い魚・臆病な魚・長いひれの魚は不向きです。狭い水槽や少数飼育ではひれをつつくことがあります。 参考:[2]
群れを増やす前に遊泳空間を確認します。 参考:[4]
同居とレイアウトの確認表| 確認する場面 | 見方・次の行動 |
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| 水草を植える | 食べられる可能性を考えて配置を選ぶ 参考:[3] |
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| 同居魚を選ぶ | 泳ぎの速さとひれの長さを確認する 参考:[2] |
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| 群れを増やす | 先に遊泳空間を確保する 参考:[4] |
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| 植物性の餌を使う | 水草への食害がなくなるとは限らない 参考:[4] |
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高温で飼い続けず、植物質も与える
温度範囲の上限を普段の設定にせず、夏の水温も確認します。 参考:[2]
植物性フレーク、小粒ペレット、冷凍餌などを組み合わせます。 参考:[3]
繁殖を狙うなら親と卵を分けて管理する
成熟メスは大きく、厚みが出ます。繁殖には広い軟水の別水槽と細葉の水草を用意します。 参考:[3]
産卵後に親を出して卵を守ります。 参考:[3]
旧学名やアルビノの表示を読み分ける
CASの現行有効名はPsalidodon anisitsiです。古い資料のHyphessobrycon anisitsiという表記も本種を指すため、検索時は旧名も手掛かりになります。 参考:[1]
アルビノの養殖型もありますが、群れと水槽の条件は同様です。 参考:[4]
ブエノスアイレステトラのよくある質問
水草を食べないよう餌だけで対策できますか?
完全な予防にはなりません。 参考:[4]
耐えられる温度が広いので、冬も無加温で飼えますか?
無加温の保証ではありません。実際の最低・最高水温を測りましょう。 参考:[2]
ブエノスアイレスだけに分布していますか?
CASはアルゼンチン、ブラジル、ボリビア、パラグアイ、ウルグアイの河川流域を挙げています。名前の都市だけに限られません。 参考:[1]
6cmと8cmの記述はどちらを使えばよいですか?
6cmは尾びれを除くSL、8cmは測定法不明です。直接比較はできません。 参考:[2]・[3]
購入前に確認したいこと
- 遊泳空間を確保した 参考:[4]
- 水草への影響を検討した 参考:[4]
- 混泳相手の泳ぎとひれを確認した 参考:[2]
- 餌と繁殖設備を検討した 参考:[3]
関連ページは特徴や飼育条件を比較するための案内です。混泳できる組み合わせを示すものではありません。
参考資料・情報の確認について
飼育施設・専門店の飼育案内と分類資料を照合して編集しています。野外の最大サイズと水槽内の目安を区別し、流通名だけでは種を特定できない場合は本文に記載しました。資料確認日:2026年9月22日。
- Eschmeyer’s Catalog of Fishes:Psalidodon anisitsi:現行学名と自然分布。
- Seriously Fish:Hyphessobrycon anisitsi:標準体長・水槽・群れ・水温の条件と混泳。旧学名で掲載。
- Maidenhead Aquatics:Buenos Aires Tetra:水草食害・給餌・雌雄と繁殖準備。
- Aquarium Glaser:Psalidodon anisitsi(2021):群れ・遊泳空間・植物性の餌による食害への対応とアルビノ型。