シニボチア・プルクラを迎える際は、群れの空間と水温の管理を先に計画しましょう。細いすき間にも入る体の特徴を踏まえ、水槽内の配置や給餌方法をまとめます。
プルクラは下段c(左:側面、右:背面)です。比較用に上段aのLeptobotia guilinensisと中段bの原著表記「Botia」zebraも掲載されています。細部は下の「写真を原寸で確認」から拡大してご覧ください。
出典:Jörg Bohlen、Vendula Šlechtová、Vlastimil Šlechta、Vera Šlechtová、Alexandr Sember、Petr Ráb/A Ploidy Difference Represents an Impassable Barrier for Hybridisation in Animals. Is There an Exception among Botiid Loaches (Teleostei: Botiidae)?(2016, 図2)/© 2016 Bohlen et al./CC BY 4.0。原図を無編集で掲載、表示のみ縮小。写真を原寸で確認。
シニボチア・プルクラの飼育データ| 項目 | 目安・確認点 |
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| 学名 | Sinibotia pulchra 参考:[1] |
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| 分布 | 中国南部・珠江水系(Catalog of Fishes) 参考:[1] |
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| 最大サイズの資料値 | 標準体長11cm(尾びれを除く) 参考:[2] |
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| 水槽の目安 | 底面120×30cm以上(Seriously Fishの推奨) 参考:[2] |
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| 水温・水質の目安 | 20〜25.5℃/pH6.5〜8.0/総硬度2〜15dGH 参考:[2] |
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| 群れの目安 | 専門店は最低3匹、できれば5匹以上を推奨 参考:[4] |
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数値は出典の飼育目安・記録値です。販売個体の種類や状態、購入先の管理条件も確認してください。参考:[1]・[2]・[4]
dGH・dHは水の硬度を表す単位です。pHと硬度は別の指標として確認します。
体形・模様と学名の確認
細長く柔軟な体をもち、石のすき間を抜けて動きます。縞模様の変異も大きいため、縞の本数だけで同定しないようにします。販売名と学名を控え、購入する個体を確認しましょう。 参考:[3]
水槽は底面と隠れ場所を優先する
岩陰に入れる場所を複数設けます。丸い石や平たい石を組み合わせて休息場所を作ります。 参考:[3]
水温・水流と夏の管理
酸素を多く含む水と水流を用意し、立ち上がった水槽へ迎えます。暑い時期は冷却が必要になる場合もあります。ふたをした状態の実測水温を確認して、夏の管理方法を検討しましょう。 参考:[4]
沈下性フードと冷凍餌を与える
良質な沈下性飼料に、冷凍アカムシなどを組み合わせます。慣れると中層まで餌を取りに来ることもあるため、底にいる個体にも行き渡ったかを確認します。 参考:[2]
群れの導入時に確認すること| 確認する場面 | 見方・次の行動 |
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| 水槽内の配管まわり | 小さな開口を残さず、ふたを点検する。 参考:[4] |
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| 明るく見通しのよい底面 | 石や流木で陰と視線を遮る場所を作る。 参考:[4] |
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混泳と群れ全体の観察
穏やかとされますが、同じ水温・水流で暮らせる相手かを先に確認します。少数では優位個体の影響で他個体が食べなくなる可能性もあります。群れの中で目立つ魚だけでなく、隠れている魚の状態も見ましょう。 参考:[2]
AIによる説明イラスト 採水した水と色見本を比べ、水温計も確認する場面です。適した数値や確認項目は、魚・水草と現在の飼育条件に合わせて確かめます。シニボチア・プルクラのよくある質問
古いBotia pulchraという名前は別種ですか?
現行のSinibotia pulchraにつながる旧属名の組み合わせです。Catalog of Fishesは現在の属名で有効種としています。 参考:[1]
貝取りだけを任せられますか?
専門店資料は貝を食べる一方で、多様な飼料も案内しています。専用の給餌を前提に導入し、貝だけを餌にする計画は避けます。 参考:[4]
繁殖させるには何をしますか?
参照した飼育者資料では水槽内繁殖は未報告です。確立した産卵手順を示せる根拠はなく、まず通常の飼育環境を整えます。 参考:[3]
購入前に確認したいこと
- 学名と購入個体を確認した 参考:[1]
- 岩陰に複数の休息場所を用意した 参考:[3]
- 夏の水温を管理できる 参考:[4]
- 群れ全体へ餌が届くか観察できる 参考:[2]
関連ページは特徴や飼育条件を比較するための案内です。混泳できる組み合わせを示すものではありません。
参考資料・情報の確認について
飼育施設・専門店の飼育案内と分類資料を照合して編集しています。野外の最大サイズと水槽内の目安を区別し、流通名だけでは種を特定できない場合は本文に記載しました。資料確認日:2026年9月27日。
- Eschmeyer’s Catalog of Fishes:学名・分布:2026年9月27日に現行分類を確認。
- Seriously Fish:魚種別飼育資料:数値は飼育目安。SLは尾びれを除く標準体長。
- Loaches Online:飼育者による種別解説:飼育経験に基づく配置・行動の資料。
- Maidenhead Aquatics:魚種別飼育案内:専門店による飼育と繁殖の目安。