ブラジルのアラグアイア水系の魚です。大きな体斑と尾びれの帯が目安ですが、似たeversiやC45の扱いには注意が必要です。研究写真の標本体長を成長上限にせず、成魚群の給餌面を準備します。
コリドラス・アラグアイアエンセの基本情報| 項目 | 資料値・確認点 |
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| 学名 | Hoplisoma araguaiaense (Sands, 1990) 参考:[1] |
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| 分類 | カリクティス科 参考:[2] |
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| 旧名 | Corydoras araguaiaensis 参考:[1] |
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| 自然分布 | ブラジルのアラグアイア水系 参考:[1]・[5] |
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| 大きさの参考 | ScotCatは雄5.5cm・雌6cm、測定法は未記載。既存写真標本は45.8mmSL 参考:[2]・[5] |
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| 水温の参考 | ScotCatは23〜28℃を飼育案内 参考:[2] |
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1990年記載。大斑点と尾びれの帯を併せて見る
旧Corydoras araguaiaensisから、現行名はHoplisoma araguaiaenseです。2016年の比較研究はeversiを別種として扱い、本種側の大きく少ない体斑と太く明瞭な尾びれの黒帯を比較しています。 参考:[1]・[5]
同研究はC45を本種と確実に分けられず一つに扱う一方、種群の可能性も残しました。C45という番号や大きな斑点一つで全ての販売魚の同定が解決するわけではありません。学名と由来を店へ確認します。 参考:[5]
アラグアイアの産地記録と、別種の生息地を分ける
比較標本はマトグロッソのパシグアラ、ガメレイラ支流、サンタナなどアラグアイア流域の地点を含みます。単にブラジル産とするより水系を確認すると、同名流通の検討に役立ちます。 参考:[1]・[5]
2016年論文の透明な水、砂底、速い流れという詳しい採集地の説明はeversiについてです。本種の全域へ移しません。細砂の採餌面と休める陰、清掃できる水の通りを作るのは飼育上の設計として考えます。 参考:[2]・[3]・[5]
45.8mmSLは写真標本の値。成魚群の空間を計画
既存研究写真のMZUSP87155は45.8mmSLで、尾びれを含まない標本の長さです。最大成魚サイズではありません。ScotCatは雄5.5cm・雌6cmと案内しますが、測定法は明記しません。 参考:[2]・[5]
ScotCatは6匹以上の群れを勧めています。容量60Lという一つの値で保証せず、飾りと同居魚を除いて使える砂面、餌場、方向転換できる通路を確認します。成長後にも全員が食べられる配置が必要です。 参考:[2]・[3]
23〜28℃の案内と、測定して整える水質
ScotCatの飼育案は23〜28℃、pH6.5〜7.2です。確認した種別ページに硬度の数値はなく、他種の値で埋めません。購入水と自宅の水を比べ、急な調整を避けます。 参考:[2]・[3]
立ち上げたろ過、水面の動き、砂の掃除を維持し、アンモニア・亜硝酸とpHを測ります。群れを増やした時は給餌量も変わるため、旧来の換水間隔だけで安心せず残餌と値を見ます。 参考:[3]・[4]
沈下餌と小型の餌を、斑点の違う個体にも届ける
種別案内は粒・タブレット等に小型の冷凍・生餌を組み合わせます。底を探る姿があっても、上の魚の食べ残しだけで足りるとは考えません。販売時に食べている主食を確認します。 参考:[2]・[3]
AIによる説明イラスト 浮く餌・沈む餌など、餌を届ける位置を考えるイメージです。餌の種類や粒の大きさ、実際に食べられる場所は魚に合わせて選びます。群れが餌場へ集まっても、端の個体や小さな個体が食べ損ねる場合があります。複数の位置へ餌を届け、口に入れる様子と体つきを観察します。残った餌は回収し、砂や石の下へためません。 参考:[3]
同種群れと混泳条件、導入前の観察場所
温和さに加え、水温・水質、体格差、底の競争を確認します。見た目の似た別種を加えて同種の群れが増えたと判断せず、親の同定を確かめることは繁殖を目指す際にも役立ちます。 参考:[2]・[3]・[5]
新着魚は適温・立ち上げたろ過のある観察水槽へ迎え、専用の網と容器を使います。食欲、呼吸、口ひげ、ひれを見て、傷や不調があれば同居を急ぎません。 参考:[3]・[4]
いつも一尾だけ痩せる・砂が汚れる場合
一尾だけ体が細くなる場合は、餌場への出方、他魚の横取り、粒の大きさを見ます。隠れ場所と給餌点を分けても食べられなければ、分離先で状態を観察し、写真と給餌記録を添えて店へ相談します。 参考:[3]・[4]
餌を増やして砂が汚れるなら、まず残餌を回収し、アンモニア・亜硝酸とろ過を確認します。全員の摂餌を確かめることと、底へ多くばらまくことは同じではありません。 参考:[3]・[4]
eversiの繁殖記録を、本種の成功例にしない
比較研究に登場する近似種の採集・繁殖情報を、本種固有の成功条件へ移すことはできません。確認した資料から本種の卵数・孵化日数・繁殖用水質を確定する説明は加えません。 参考:[2]・[5]
繁殖を希望する場合は、親の学名と由来、実際の繁殖者が使う条件を確かめ、卵・稚魚の管理水槽と初期餌、成長後の行き先を準備します。一般的な誘発換水を急いで繰り返す前に、通常の摂餌と水質を安定させます。 参考:[3]・[4]・[5]
AIによる説明イラスト 底床の汚れを取りながら、低い位置の専用バケツへ排水する場面です。水を替える量や頻度、底床の扱いは飼育条件に合わせて確認します。コリドラス・アラグアイアエンセのよくある質問
写真の45.8mmが成魚の上限ですか?
掲載標本一個体のSLです。最大成長値ではなく、尾を含む全長とも別です。 参考:[5]
C45なら全て同じ種ですか?
2016年研究は本種と分けられず扱いをまとめましたが、分類上の検討を残します。番号だけで購入魚を確定しません。 参考:[5]
硬度はいくつが理想ですか?
確認した種別資料に数値はありません。購入水と自宅の実測値を照合し、他種の値を流用して急変させません。 参考:[2]・[3]
購入前に確認したいこと
- 現行名・旧名、C45やeversiとの扱いを販売先へ確認する 参考:[1]・[5]
- 6匹以上という案を参考に、成魚群の砂面と給餌点を用意する 参考:[2]・[3]
- 管理水と沈下餌の摂餌、口ひげや体つきを見る 参考:[2]・[3]
- 適温・ろ過付き観察水槽と、繁殖後の育成先を考える 参考:[3]・[4]
参考資料・情報の確認について
分類資料と魚種別の飼育案内を照合して編集しました。資料の体長の測り方と飼育条件の対象を区別し、情報が限られる項目は本文に記載しています。資料確認日:2026年11月1日。
- Eschmeyer’s Catalog of Fishes:Hoplisoma araguaiaense:分類目録の該当種レコード。現行名、著者年、原記載地・書誌と分布を確認。
- ScotCat:Hoplisoma araguaiaense:種別飼育案内の本文を参照。水温・水質・設備・餌は著者の飼育推奨。この資料のcm値は、尾びれを含むかが明記されていません。
- OATA:How to look after freshwater catfish:業界団体の一般飼育案内。導入、ろ過、水質検査、底の清掃、専用給餌と異常時の観察を参照。種別の数値はここから補いません。
- Merck Veterinary Manual:Management of Aquarium Fish:隔離観察と専用器具、生物ろ過、水質異常の節を参照した獣医資料。見た目だけの診断や本種固有の薬剤量の根拠ではありません。
- Tencatt・Britto(2016):eversiの記載と比較資料:本種の比較形態、Figure7の標本とpp.8〜10の比較標本を参照。p.7のeversiの生息地を本種へ転用しません。